「宮大工」って、聞いたことありますか?
神社とかお寺を建てる、特別な大工さんのことなんです。
普通の家を建てる大工さんとはちょっと違って、何百年も残る建物をつくるのが仕事。
法隆寺などは千年以上も残っていますからね。
木を切って、削って、ぴったり合うように組んでいく。
まさに伝統的な職人さんという感じなんです。
木組みの技術がスゴい!
宮大工が使うのは「木組み」っていう、釘や金具を使わない技術。
木と木をぴったり噛み合わせて、がっちり支え合うんです。
木を長くつなぐのが「継ぎ手(つぎて)」、
直角(角度をつけて)につなぐのが「仕口(しぐち)」。
この2つを使い分けて、建物を作っていきます。
しかも、ほんの少しでもズレると噛み合わないし、当然ゆるくてもダメです。
紙一枚の隙間も許されない世界を手作業で実現していく、すごい技術です。
次世代につなぎたい仕事
こんなにすごい技術なのに、宮大工の数は年々減ってるそうです。
でも、木と向き合うこの仕事って、ほんとに日本が誇れる文化だと思います。
釘を使わずに建てるって、よく考えたらすごいこと。
木を信じて、自然と一緒に生きる知恵なんですよね。
この技術、これからもずっと受け継いでいってほしいなぁと思います。
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